[電気仕掛けの箱庭]パソコン通信とインターネットの違い

[ここ「ラボ」ができる前(2000年頃)、メモ代わりに運用していた「電気仕掛けの箱庭」の記事を移転・一部現在にあわせて改変。]

パソコン通信はメインのホストコンピューターに全てのユーザーがアクセスし、利用します。基本的には、クローズドなネットワークです(そのネット内にサービスが限られていると言うこと)。それに対し、インターネットは、ネットとネットを網の目のように相互に繋いでくものですから、いろんな端末が、いろんな形で繋がっています。簡単に説明すると、下記のような図になります。左側が、パソコン通信の模式図、右側がインターネットの模式図です。実際は、もっと多くのコンピューターが存在し、複雑になっているのですが、簡単に示すと、こんな感じのものです。

net

セキュリティーの面では、パソコン通信は、ユーザーのコンピューターとユーザーのコンピューターが直接データのやりとりをすることはありません。必ず、ユーザーは中央にあるホストコンピューターにアクセスしなければなりません。そのため、クラッキングなどで、自分のコンピューターが侵入されるといったことは起きません。メールなども、ホストコンピュータを介して、ユーザー端末A→ホストコンピューター→ユーザー端末Bと流れますので、部外者は、ホストコンピューターをクラッキングする以外は、見ることはできません(パスワードとかを盗まれる場合は別です)。

これに対し、インターネットでは、ネットに繋がれた端末にはどのマシンからでも直接アクセスすることが来ます(当然スイッチが入っているときだけです)。実際にハッカー集団がクラッキングする場合、WINDOWSやMAC-OSで動いている、一般の人のパソコンを乗っ取ってもおもしろくないので、ねらわれるのは、企業や団体のサーバーマシンがほとんどです。このようなクラッキングが行えるのは、ネットに繋がっているマシンはお互いに直接アクセスすることができるためです。

またメールにしても、AさんがBさんに送った場合、直接コンピューターからコンピューターに送られるのではなく、間に多くのコンピューターが介在しており、その間に盗み見される危険性があります。とはいえ、これらのことは可能性としてあるだけで、実際にはいろんな対策がとられています。しかしながら、クラッカー集団に現実にハッキングされるサーバーは後を絶たず、イタチごっこが続いているのが現状です。

ほんとは、ネットの知識の必要のないエンドユーザーにとって、パソコン通信が何であるか?インターネットが何であるか?などは、どうでもいいことなんです。現在では、従来のパソコン通信を提供していた会社も、インターネットにパソコン通信網を接続し、相互にサービスを乗り入れるようにしてきています。その結果、同じ様なサービスが提供されていたりするのでごっちゃになったりする人がいますが、基本的には別々のことを指しています。

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