[電気仕掛けの箱庭]プロバイダを変更する理由

[ここ「ラボ」ができる前(2000年頃)、メモ代わりに運用していた「電気仕掛けの箱庭」の記事を移転・一部現在にあわせて改変。]

ネットを家から使うようになって二年でアクセスプロバイダを変更。ホームページ専用に借りているプレゼンスプロバイダも変更と、短い間にいろいろプロバイダを替えました。プロバイダの変更は面倒くさいので、やらないに越したことはないのですが、なんで、プロバイダを変更するのでしょうか。いろいろ理由はありますが、一言でいうと、サービスの内容に満足できなくなったから、といったところでしょうか。それは価格かも知れないし、快適さかもしれません。ディスクの容量であり、安定度であり、いいかげんさであるかもしれません。いづれにしても、使い始めて数年もすると最初のサービス内容では満足できなくなることが多いです。

 ネットに慣れるに従ってヘビーユーザーになり、より多くのサービスを望むようになったり、逆にネットを思っていたほど使わないので、もっと安いところを望むようになったり。また、日進月歩より速い秒進分歩のインターネット社会。技術の躍進は驚くほど早く、よりよいサービスが安い価格でどんどん提供されるようになってきます。それらのサービスがかならず、自分が契約しているプロバイダが提供してくれるとは限りません。

 結局、インターネットを取り巻く技術の進歩が著しく速いので、サービスを提供するプロバイダもそれを利用するユーザーも、ともに環境の変化が起きやすく、数年もすれば不満がでてくるということです。また、各人の要求するレベルが様々で、本当に自分に合っているプロバイダというのは、実際使ってみないとわからないもので、プロバイダの宣伝や、雑誌の紹介記事、口コミ情報などで情報を事前に集めてみても、使ってみてだめだこりゃなんてことも多々あります。

 また、お金はいくらかかっていいから何でもかんでも面倒見てくれてサービスも良く安定しているプロバイダを選べる様な恵まれた人はいいですが、大抵個人が契約する場合、月々の料金というのは安いに越したことはなく、実際安いところを探して契約します。安いということは何らかの理由があって安いわけで、最初はその点が不満でなくても、後々、その点が不満の原因になることは結構起きたりします。

 そんなこんなで、数年も使うとプロバイダの変更となります。逆にいうと、一度もプロバイダを替えないでいる人は、自分にあったプロバイダを見つけているわけで、ラッキーといえるかもしれません。

 プロバイダの変更は、やらないで済むのならそれに越したことはありません。乗り換えに伴う手間と費用も馬鹿になりません。例えば、アクセスプロバイダの場合、使用している電子メールのアドレスが変わったことを、引っ越し通知のハガキみたいに、知り合いなどに知らせなければ行けませんし、新たなプロバイダと契約する際は、入会金などを取られこともあり、コストがかさみます。

 ホームページを運用している場合、旧URLから新URLへの変わったことを知らせるために、旧URLのホームページを残しておくことがあります。これをすると、旧URLの載っているプロバイダとしばらく契約を続けなければいけないので、新しいプロバイダ(サーバー)の分と二つ分の料金をしばらく払う必要があり、コストがかさみます。また、新しいサーバーに変わると、CGIのようにプログラムを稼働していると、プログラムによっては動かなかったりと、サーバーが変わるとプログラムの修正が必要になったりします。いろいろと手間がかかるわけです。

 繰り返しになりますが、プロバイダの変更は、やらないで済むのならそれに越したことはありません。が、大抵はいずれやる羽目になります。特にホームページを運用している場合、プロバイダによるサービスの質に差がでやすいので、乗り換えの機会は多くなると思います。    

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