[ここ「ラボ」ができる前(2000年頃)、メモ代わりに運用していた「電気仕掛けの箱庭」の記事を移転・一部現在にあわせて改変。]
プレゼンスプロバイダの相場は、2000年頃の相場は、だいたい月$20だったと思います。日本国内のアクセスプロバイダもだいたい月2000円くらいだから、このあたりが個人向けサービスの相場だったのではと思います。この価格でだいたい数十MB。独自ドメインの使用が可能で、CGI、SSIがOK、といった感じ。ただし、個人向けが多いので、サーバーがダウンすることがあるのは覚悟しておいたほうがいいかもしれません。企業が商売に使うサーバーの場合、ダウンしてしばらく普及しないというようなのは困りもんですから、この相場では無理でしょう。当時も企業向けのプレゼンスプロバイダもありましたが、桁が一個違いました。そのかわり、バックアップやトラブル時のサービス体制が整っており、それなりに、といった感じです。
プレゼンスプロバイダのサービスの内容は、当然年を経る事に良くなっていくのですが、価格はあまり変動しないで、サービスの中身がよくなるみたいです。たとえば、利用できるディスクエリアが百MBになったりという風にです。回線やインフラの設備投資費は下がってきて、マシンや周辺機器のパフォーマンスは上がっていきます。ただ、回線に関しては、要求される回線の太さが、年を経るに連れて、大きくなっていきますから、常に増強し続けなければならないみたいですが。これはCPUもおなじで、サーバーの本体部分も定期的な増強が必要になります。これに対し、ハードディスクの価格パフォーマンスの市場ののびは異常に早かったみたいで、今では、昔比べると、安い価格で遙かに大きなディスク容量のハードディスクが手に入ります。そのせいか、最近のプレゼンスプロバイダの提供するディスク容量は100MBくらいが標準。さがせば500MBくらいのものあります。
Web2.0の時代となった、現代では(2010年頃)、もっと安く、容量も大きく増えたサービスが提供されています。