[電気仕掛けの箱庭]NIFTYSERVEに入っていた頃(93年)

[昔(2000年頃)、ここ「ラボ」ができる前に、メモ代わりに運用していた「電気仕掛けの箱庭」の記事を移転・一部現在にあわせて改変。]

自分とコンピューターによるネット通信との最初の出会いは、パソコン通信でした。当時大手のNIFTY-SERVEに入ったのでした。

当時のパソコン通信では、コマンドラインでの入力が主流でした。コマンドラインの入力というのは、画面は、テキストだけの画面で、そこに、コマンド(“open”、“close”とかのように文字で命令する)を入力することです。当然、NIFTYも同様でした。パソコン通信を始めた頃、私が使用していたマシンは、アップルのマッキントッシュでした。MS-DOSのコマンド入力がいやで(まだWINDOWSは登場していない)、マックを選んだ様な自分が、どうして、コマンド入力が主流のパソコン通信なんか始めたのかというと、NIFTY-SERVEの中に、利用したいサービスがあったからでした。

NIFTY-SERVEの中にあった、あるフォーラムに参加したかったのです。NIFTY-SERVEの中には、フォーラムと呼ばれるいくつものジャンル分けされたテーマ別になった場所があり、それぞれのテーマに興味のある人たちが集まれるようになっています。その中には、会議室と呼ばれる、現在のウェッブページ上では、掲示板と呼ばれているものと同様のものがあり、そこで、

ISN107色々な情報を交換したり、討論したりできるようになっていました。

大学生時代、生物学系の学部にいた私は、NIFTY-SERVEの中にあった“バイオフォーラム;BIO-FORUM”というフォーラムに参加したいと考えたのでした。どちらかといえば、分子生物学や遺伝子工学など最新の話題を扱うことの多かったこのフォーラムでは、最近の学界の潮流や、実験上のノウハウ、新製品の紹介など、大学の研究室の中だけでは、手に入らないような情報が得られたので、重宝すると考えたのでした。

NIFTY-SERVEに入会してからは、当然、すでにJリーグは始まっていましたから、Jリーグの話題をあつかっているフォーラムや、サッカーのフォーラムも利用しました。また、マッキントッシュを使用していたので、マック関連のフォーラムも利用しました。NIFTY-SERVEに入会した頃は、まだ、インターネットのサイトからフリーウエアやシェアウエアのソフトををダウンロードするなんてことはほとんどできなかったので、NIFTY-SERVE内にあったソフトウエアライブラリは重宝しました。

NIFTY-SERVE自体には、非常に満足したのですが、うまく利用できるまでが結構大変でした。なんせ、電話線を介して行う通信はこれが初めてだったので、よくわからず。周りに聞ける人もいなかったので、モデム?、通信レート?、無手順?、bps?、ATコマンド?、何じゃそりゃ?、てな感じで、全て手探り。設定を少しいじくるだけで、繋がったり繋がらなかったり、しかも理由がわからないから、四苦八苦。現在は、どのパソコンを購入しても、丁寧な説明が付いていたり、あるいは簡単に接続できるような設定にあらかじめしてあるので、こんなことはありませんが、何事も最初は苦労するという例ですね。

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